知的好奇心 for IoT

IoT関連の知的好奇心を探求するブログです

Big SurにインストールしたArduinoでESP8266を使う方法

最近はM5シリーズのESP32ばかり使っていてESP8266はご無沙汰していたのですが、Big Sur対応がどうなっているのか気になって、これまで通りArduinoのボードマネージャーでインストールしてプログラムを書き込もうとしたら、やっぱりESP32と同様にプログラムが…

Big SurにインストールしたArduinoでESP32をこれまでと同じようにボードマネージャーで使えるようにする方法

Apple Silicon 「M1」搭載Macが発表される1週間前に、ラインナップから外れてしまったMacBook Proを購入して、最近やっとBig Surをデュアルブートできるようにしたら、なんとArduinoでESP32を使用したM5Stack系のマイコンボードに書き込みができないではない…

Raspberry Pi OSの悲報(デグレーション)と朗報(Bluetoothオーディオの改善) 2020年12月

2020年12月2日付けでRaspberry Pi OSの最新イメージが公開されました。 今回もDebian 10 (buster)ベースで前回から大きな変更はありませんが、イメージが古いと初期インストールからのアップデートがとても時間がかかるので、取り敢えずダウンロードしてイン…

M5StackのBALA-CミニセルフバランスカーをBlynkで操作できるようにサンプルコードを改造する方法

M5StackCを使ったお手軽なバランシングカーのDIYキットが4,200円程度で販売されていたので購入してみたんです。 このDIYキットにはサンプルコードが用意されていて、電源ボタンの操作の仕方で倒立するだけの動作と、倒立したまま円を描く動作ができるように…

電子工作の3Dモデル作成にはブラウザベースでお手軽なTinkercadで十分

木やプラスチックを切ったり削ったりして手作業で作るには難しいものがあって、3Dモデルを作ってプリントするしかなかったため、無償で使えてお手軽なTinkercadを試してみました。 結論として、工業製品を作るのでなければTinkercadで十分という感触を得ま…

ラズパイでOpenCVを使った顔検出と顔認識を試してみた

※2022年7月7日追記 元々の記事でOpenCVがインストール出来なかった原因はOSが32bitだからではないかと思っていたのですが、その通りでした。 Raspberry Pi OS with desktopRelease date: April 4th 2022System: 64-bitKernel version: 5.15Debian version: 1…

ATOM GPS Kit (M8030-KT)でお手軽Bluetooth GPSレシーバーを作った

ちょっと久しぶりにGPS絡みのことがやりたくて、M5Stackのオフィシャルページで物色していたら、すんごいモノを見つけてしまったんです。 じゃじゃーん! ATOM GPS Kit (M8030-KT) これ、ATOM Liteにu-blox社のM8エンジンを搭載したモジュールとMicro SDカー…

M5CameraとDRV8830を2個搭載したGROVE I2CミニモータードライバとBlynkでお手軽カメラタンクを作った

察しの良い方はこの記事で予想をしていたと思いますが... 今回作ったものは、前の記事のプログラムにBlynkのジョイスティック操作でモータードライバを使ってモーターをコントロールする機能を付け加えたものです。 今回の完成形の写真はこれです! 真上から…

スマートプラグ(コンセント)とラズパイで洗濯機や乾燥機の終了をLINEに通知できて稼働状況もわかるシステムを作った

はじめに 3年前くらいに前、以前住んでいたシェアハウスでこんなシステムを稼働させました。 ここでは以前のシステムについて詳しく触れませんが、AC100Vを使用するセンサーを自作するとかFacebook連携の通知の仕組みなど改良の余地があり、また、大規模な利…

CameraWebServerサンプルコードを改良してM5Cameraをネットワークカメラとして長時間使えるようにした

カメラ付きでコスパの高いESP32搭載ユニットのM5Cameraですが、自分でプログラミングをせずに出荷時の状態で使おうとすると少々問題があります。 販売代理店のM5Cameraの製品ページには、赤枠部分の不吉な文言が記載されています。 「※カメラモジュールの長…

micro:bitをArduino IDEでも使いやすくして、ついでにBlynkでも使えるようにする

みなさん、micro:bit使ってますか? オフィシャルではMakeCodeエディターでブロックとJavaScript、PythonエディターでMicroPythonを使ってプログラミングができますよね。 どちらの環境も非常に良くできていると思うのですが、次のようなちょっとした不満な…

パン・チルト機構付きカメラを搭載した、Blynkで操作できるラズパイタンクを作った

以前も同じような志向のものを作ったのですが、その時は駆動部分だけモータードライバを使って、映像の送信にはスマホを使うという変則的なやり方だったため心残りがあったんです。 さすがにESP8266で映像を送信するのは無理があるため、ボードをRaspberry P…

M5StickCと非接触温度センサHat(MLX90614搭載)でお手軽非接触温度計を作った

新型コロナウイルスが猛威を振るっている武漢で、かざすだけで(非接触で)体温が分かる装置を使って建物に入る前に体温を検査しているビデオを見ました。その時は特に注目もしていなかったのですが、たまたまスイッチサイエンスのサイトでM5StickC用の非接…

M5StickCでレッツダンベルカール!回数を画面に表示して楽しくトレーニングをしよう!

みなさん、運動してますか?トレーニングってなかなか続けるのが大変ですよね。 そこで、ちょっとしたトレーニングツールを作ってみました。 BLEビーコンで回数を飛ばすダンベルカールカウンターです! ESP32や慣性センサー、小型ディスプレイ、バッテリーな…

BlynkでもSmart ConfigでESP8266のWi-FiをESP-TOUCH(スマホのアプリ)を使って設定する方法

ESP8266は簡単にWi-Fiが使えてArduinoでプログラミングができるので非常に使い勝手がいいのですが、Wi-FiのSSIDやパスワードをプログラムに書くのが一般的になっていていい手段がないものかと常々思っていたんです。 以前、ESP8266をAP(アクセスポイント)…

BlynkのWebHookとIFTTTとスマートプラグで簡単スマートホーム!CO2濃度の上昇を検知して換気扇を動かす!

中華製の2,000円程度で購入できる安価なCO2センサーを前回の記事で使えるようにしたので、応用編としてCO2の濃度によってスマートプラグをコントロールできるようにしてみます。 スマートプラグ スマートプラグをAmazonで検索すると1個2,000円以下でいろん…

中華製の安価なCO2センサー「MH-Z19B」を買ったので「SCD30」と比較してみた

スイスのSENSIRION社製、非分散赤外線吸収法(NDIR)のCO2センサー「SCD30」の記事を以前に書きました。 このセンサー、I2Cインターフェースで電源も3.3V~5.5Vまで対応していて使いやすいのですが、値段がちとお高いのが難点でした。 そんな時に「MH-Z19」…

このヒートシンクケースが俺TUEEEくせにファン付きで慎重すぎる(Raspberry Pi 4用のケースはヒートシンクケースで決まり!)

技適も通過して日本で本格的に販売が開始されたRaspberry Pi 4、みなさんもう使ってますか? 220kΩと100kΩの抵抗を買いに、抵抗のバラ売りをしている(1本から買える)千石電商本店の地下1階に行ったあと、面白いものがないかとふらっと1階に寄ってしまっ…

ベランダの温湿度計測時の時刻が、あの"1970/01/01"になることがあったので対策を講じた

最近引っ越ししたこともあってブログの更新が全然できていなかったので、ちょっと気になっていたことを書いてみます。 はい、みなさん一度は見たことがあるのではないでしょうか?あの、謎の日付”1970/01/01"が、ベランダに設置している温湿度計の計測日時と…

ThingSpeakのArduinoライブラリを使ったデータの送信方法

以前、BlynkのWebHookを使ってThingSpeakにデータを送る方法の記事を書きましたが、ThingSpeakにはArduinoライブラリが用意されているので、今回は素直にライブラリを使ってみたいと思います。 ハードウェア Machinistにデータを送る記事と同じものを使いま…

Machinistに時系列データを送るサンプルとして、ESP8266の間欠動作でBME280のデータを送れるようにした

突然ですが、『Machinist』、みなさん使ってますか? ホームページでは「メトリクス」という耳慣れないものの管理をするようなことが書かれていますが、IIJのプレスリリースでは「データ可視化・監視サービス」って誰にでもわかる言葉で書いてあるんですよ。…

激安Arduino互換WiFiマイコン(LOLIN)WeMos D1 miniの粗悪品に注意!

ぼくが1番良く使っているエッジデバイスは、シンガポールWeMos Electronics社の(LOLIN)WeMos D1 miniです。 (LOLIN) WeMos D1 mini V3.1.0 WeMos D1 miniは上海Espressif Systems社のESP8266を使用したボードで、日本だとESP-WROOM-02というモジュールが知ら…

BlynkのWebHookを使ったThingSpeakへのデータの送り方

少し前にこんなニュースを見て、久しぶりにデータの可視化サービスを調べてみたんです。 そしたら、AI関連で聞き覚えのあるMATLABの会社がThingSpeakというサービスを提供していることを今頃知りました。 で、今回のタイトルにも繋がるのですが、ぼくが気に…

Raspberry PiでもSHT31とBME280をBlynkで使ってOLEDにも表示してみる

Raspberry PiでBlynkが使えることは知ってはいたのですが、ESP8266で用が足りていたのでずっと試してなかったんです。 ESP8266はArduinoでプログラミングするのでC++を使いますが、Raspberry Piだと普通はPythonを使うし、ネットワークへの接続とかはOS任せ…

高精度温湿度センサーSHT31が付属しているスゴイCO2センサーSCD30を見つけたのでESP8266のDeep Sleepで使えるようにした

前回はベランダの温湿度センサーをSHT31に変更してリニューアルした記事を書きました。 それから間を開けずにスゴイセンサーを千石電商で見つけてしましました。 このセンサー、高精度非分散型赤外線(NDIR)ベースのCO2センサーで左下の赤枠部分にSHT31が付随…

高精度温湿度センサーSHT31をESP8266のDeep Sleepでバッテリー運用してBlynkで可視化する

今までベランダの温度と湿度はWio NodeにBME280を付けて測っていたのですが、幾つか問題が出ていました。 バッテリー運用で電圧降下が徐々に起きずにいきなり切れる 今年の梅雨に夜になると湿度がずっと100%になっていた まず1ですが、Wio Nodeの開発元Seee…

MozillaのWebThinghsはホームIoTの主役となり得るか

少し前にたまたまMozillaのIoTプラットフォームWebThingsについての記事を読んで非常に興味を持ち、もしかしたらホームIoTのメインプラットフォームとして使えるのではないかと試してみることにしました。 今はホームIoTの主役はAmazon EchoやGoogle Homeな…

NVIDIA Jetson NanoをMicro USB経由で(PC接続で)インターネットにアクセスさせる方法

NVIDIAの「Getting Started With Jetson Nano Developer Kit」ページからダウンロードしたイメージでJetson Nanoを動かすと、「L4T-README」という変なドライブがあることに気付いたと思います。 ※2019/7/13現在、このリンクからは「jetson-nano-sd-r32.1.1-…

gaccoのオンライン講座『社会人のためのデータサイエンス演習』のExcel用の課題をGoogleスプレットシートで行う

たまたまgaccoという無料で学べるオンライン講座で『社会人のためのデータサイエンス演習』をやっていると教えてもらったのでやってみようと思ったのですが、講座の説明の留意事項に「課題はExcelを使用します」と書いてあったんです。 でも、ぼくのPCにはMS…

タミヤのカムプログラムロボットは作るのが大変なので、秋月電子で売っているミニスマートロボットモバイルプラットフォームを試した

以前、次のような記事を書いたのですが、このロボット、対象年齢が10歳以上っと書いてある割には作るのが大変で時間がかかるんです。特にギアボックスがっ! それで、もっと簡単で安く動くものを作ることができないかなぁと思っていたんです。 そうしたら、…