知的好奇心 for IoT

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このヒートシンクケースが俺TUEEEくせにファン付きで慎重すぎる(Raspberry Pi 4用のケースはヒートシンクケースで決まり!)

技適も通過して日本で本格的に販売が開始されたRaspberry Pi 4、みなさんもう使ってますか?

220kΩと100kΩの抵抗を買いに、抵抗のバラ売りをしている(1本から買える)千石電商本店の地下1階に行ったあと、面白いものがないかとふらっと1階に寄ってしまったんです。

Raspberry Pi 4は出た当初に海外で熱問題が大きく取り上げられていたので、ファン付きのいいケースがないと使えないなぁっと思っていたら、なんと”全身がヒートシンク”になっている素晴らしいケースが売られていたんです。

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Aluminium Heatsink Case for Raspberry Pi 4 - Rhodolite Red --- 千石電商

 

こ、これは...すごい!っと思っていたらその横にファン付きタイプも売っているではないですか!しかもデュアルファン!

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【Dual FAN】Aluminium Heatsink Dual FAN Case for Raspberry Pi 4 --- 千石電商

 

これで熱問題が解消されたので、心置きなくRaspberry Pi 4とデュアルファンの全身ヒートシンクケースを購入して、早速どのくらいの効果があるのか調べてみることにしました。

 

テストは以前Raspberry Pi 3 model Bで行ったのと同様に、動画サイト再生時の温度を計測して効果を調べました。

以前はディスプレイ解像度を1280x720に落としてテストを行いましたが、今回はフルHDのままテストをしています。

 

  YouTube Abema TV ニコニコ動画
ボードのみ 73℃ 72℃ 75℃
ヒートシンクケース(ファンオフ) 56℃ 54℃ 58℃
ヒートシンクケース(ファンオン) 48℃ 46℃ 50℃

 

 温度の取得には次のシェルスクリプトを使いました。

#!/bin/sh
while :
do
  vcgencmd measure_temp
  sleep 3s
done

 

結果からおわかりのように、全身ヒートシンクケースの放熱力が凄すぎるのでフルHDのネット動画ぐらいではファンの出番がない状態となっています。デュアルファンは物凄く静かですが、たまにジジジみたいな音が出ることもあって、やっぱりファンレスの方がいいなぁと思いました。

 

熱問題もなくネット動画を満喫できるハズなのですが、幾つか問題がない訳ではありません。 

まずはこれ。

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Abema TVのコンテンツの中にはこのように表示されて視聴できないものがあります。

また、相変わらずBluetooth系がダメダメです。ぼくはBluetoothのヘッドフォンやスピーカーを持っているのですがまともに音を出すことができませんでした。

 

おまけ

ぼくがお店に行ったときには、Raspberry Pi 4 4GBと2GBが700円の価格差で売られていました。そのときは「700円の差なら4GBにしとくか!」っと思ったのですが、よく考えるとRaspbianって32ビットなんですよ。Google先生に聞いたらどうも3GBまでは使えるらしいのですが、64ビットカーネルができるまでは4GBフルに使えないみたいなんです。うーん...。

※2019/12/23追加

RAMとして使えない分のメモリをGPUに割り当ててしまえばいいことに気が付いたので、そんなに使うことはないと思いつつGPUに512MBを割り当ててみました。

※2020/5/30追加

32ビットカーネルで使えるRAMの件ですが、次の記事によると1つのプロセスで3GBまでしか使えないらしいです。

また、64ビットカーネルのベータ版が出たそうなので、今後はそちらに乗り換えた方が良さそうに思います。