知的好奇心 for IoT

IoT関連の知的好奇心を探求するブログです

2020-01-01から1年間の記事一覧

Raspberry Pi OSの悲報(デグレーション)と朗報(Bluetoothオーディオの改善) 2020年12月

2020年12月2日付けでRaspberry Pi OSの最新イメージが公開されました。 今回もDebian 10 (buster)ベースで前回から大きな変更はありませんが、イメージが古いと初期インストールからのアップデートがとても時間がかかるので、取り敢えずダウンロードしてイン…

M5StackのBALA-CミニセルフバランスカーをBlynkで操作できるようにサンプルコードを改造する方法

M5StackCを使ったお手軽なバランシングカーのDIYキットが4,200円程度で販売されていたので購入してみたんです。 このDIYキットにはサンプルコードが用意されていて、電源ボタンの操作の仕方で倒立するだけの動作と、倒立したまま円を描く動作ができるように…

電子工作の3Dモデル作成にはブラウザベースでお手軽なTinkercadで十分

木やプラスチックを切ったり削ったりして手作業で作るには難しいものがあって、3Dモデルを作ってプリントするしかなかったため、無償で使えてお手軽なTinkercadを試してみました。 結論として、工業製品を作るのでなければTinkercadで十分という感触を得ま…

ラズパイでOpenCVを使った顔検出と顔認識を試してみた

※2022年7月7日追記 元々の記事でOpenCVがインストール出来なかった原因はOSが32bitだからではないかと思っていたのですが、その通りでした。 Raspberry Pi OS with desktopRelease date: April 4th 2022System: 64-bitKernel version: 5.15Debian version: 1…

ATOM GPS Kit (M8030-KT)でお手軽Bluetooth GPSレシーバーを作った

ちょっと久しぶりにGPS絡みのことがやりたくて、M5Stackのオフィシャルページで物色していたら、すんごいモノを見つけてしまったんです。 じゃじゃーん! ATOM GPS Kit (M8030-KT) これ、ATOM Liteにu-blox社のM8エンジンを搭載したモジュールとMicro SDカー…

M5CameraとDRV8830を2個搭載したGROVE I2CミニモータードライバとBlynkでお手軽カメラタンクを作った

察しの良い方はこの記事で予想をしていたと思いますが... 今回作ったものは、前の記事のプログラムにBlynkのジョイスティック操作でモータードライバを使ってモーターをコントロールする機能を付け加えたものです。 今回の完成形の写真はこれです! 真上から…

スマートプラグ(コンセント)とラズパイで洗濯機や乾燥機の終了をLINEに通知できて稼働状況もわかるシステムを作った

はじめに 3年前くらいに前、以前住んでいたシェアハウスでこんなシステムを稼働させました。 ここでは以前のシステムについて詳しく触れませんが、AC100Vを使用するセンサーを自作するとかFacebook連携の通知の仕組みなど改良の余地があり、また、大規模な利…

CameraWebServerサンプルコードを改良してM5Cameraをネットワークカメラとして長時間使えるようにした

カメラ付きでコスパの高いESP32搭載ユニットのM5Cameraですが、自分でプログラミングをせずに出荷時の状態で使おうとすると少々問題があります。 販売代理店のM5Cameraの製品ページには、赤枠部分の不吉な文言が記載されています。 「※カメラモジュールの長…

micro:bitをArduino IDEでも使いやすくして、ついでにBlynkでも使えるようにする

みなさん、micro:bit使ってますか? オフィシャルではMakeCodeエディターでブロックとJavaScript、PythonエディターでMicroPythonを使ってプログラミングができますよね。 どちらの環境も非常に良くできていると思うのですが、次のようなちょっとした不満な…

パン・チルト機構付きカメラを搭載した、Blynkで操作できるラズパイタンクを作った

以前も同じような志向のものを作ったのですが、その時は駆動部分だけモータードライバを使って、映像の送信にはスマホを使うという変則的なやり方だったため心残りがあったんです。 さすがにESP8266で映像を送信するのは無理があるため、ボードをRaspberry P…

M5StickCと非接触温度センサHat(MLX90614搭載)でお手軽非接触温度計を作った

新型コロナウイルスが猛威を振るっている武漢で、かざすだけで(非接触で)体温が分かる装置を使って建物に入る前に体温を検査しているビデオを見ました。その時は特に注目もしていなかったのですが、たまたまスイッチサイエンスのサイトでM5StickC用の非接…

M5StickCでレッツダンベルカール!回数を画面に表示して楽しくトレーニングをしよう!

みなさん、運動してますか?トレーニングってなかなか続けるのが大変ですよね。 そこで、ちょっとしたトレーニングツールを作ってみました。 BLEビーコンで回数を飛ばすダンベルカールカウンターです! ESP32や慣性センサー、小型ディスプレイ、バッテリーな…

BlynkでもSmart ConfigでESP8266のWi-FiをESP-TOUCH(スマホのアプリ)を使って設定する方法

ESP8266は簡単にWi-Fiが使えてArduinoでプログラミングができるので非常に使い勝手がいいのですが、Wi-FiのSSIDやパスワードをプログラムに書くのが一般的になっていていい手段がないものかと常々思っていたんです。 以前、ESP8266をAP(アクセスポイント)…

BlynkのWebHookとIFTTTとスマートプラグで簡単スマートホーム!CO2濃度の上昇を検知して換気扇を動かす!

中華製の2,000円程度で購入できる安価なCO2センサーを前回の記事で使えるようにしたので、応用編としてCO2の濃度によってスマートプラグをコントロールできるようにしてみます。 スマートプラグ スマートプラグをAmazonで検索すると1個2,000円以下でいろん…

中華製の安価なCO2センサー「MH-Z19B」を買ったので「SCD30」と比較してみた

スイスのSENSIRION社製、非分散赤外線吸収法(NDIR)のCO2センサー「SCD30」の記事を以前に書きました。 このセンサー、I2Cインターフェースで電源も3.3V~5.5Vまで対応していて使いやすいのですが、値段がちとお高いのが難点でした。 そんな時に「MH-Z19」…