※2022年10月28日追記
MontereyをVenturaにアップデートしたら「コマンドライン・デベロッパーツール」が動かなくなりました。
次のコマンドを実行して、再度「コマンドライン・デベロッパーツール」をインストールすることで問題が解消しました。
xcode-select --install
M5StackなどのESP32を使用したボードを、macOS 12.3 Monterey上のArduinoでコンパイルすると「exec: "python": executable file not found in $PATH」というエラーが出ることがあります。
これは、macOS 12.3 MontereyからPythonのランタイムが削除されたためで、自分でPythonをインストールしていないとこのエラーが出てしまいます。
この記事では、正常にコンパイルができるようにするための手順を紹介します。
Pythonをインストールする
- ターミナルを開きます。
- ターミナルで「python3」と入力してエンターを押すと、次のダイアログが表示されるので「インストール」をクリックします。
- 「使用許諾契約」が表示されたら、「同意する」をクリックします。
- ダウンロードが始まります。ダウンロードが終わるとインストールが始まります。(ネットが遅いとダウンロードに時間がかかります。)
- インストールが終わると次の画面が表示されます。
Arduinoの設定ファイルを変更する
- ファインダーを開いて、「ホーム」を表示します。
- キーボードで「command + shift + .」(コマンド+シフト+ドット)を押して、隠しファイルを表示します。
- 「ライブラリ- Arduino15 - packages - esp32 - hardware - esp32 - 1.0.6 (インストールしたボードのバージョン) - platform.txt」をエディタで開きます。
- 次のように修正します。
修正前
tools.gen_esp32part.cmd=python "{runtime.platform.path}/tools/gen_esp32part.py"
修正後
tools.gen_esp32part.cmd=python3 "{runtime.platform.path}/tools/gen_esp32part.py"
- 修正を保存します。
これで、無事コンパイルすることができるようになります。
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