知的好奇心 for IoT

IoT関連の知的好奇心を探求するブログです

Arduino

中華製の安価なCO2センサー「MH-Z19B」を買ったので「SCD30」と比較してみた

スイスのSENSIRION社製、非分散赤外線吸収法(NDIR)のCO2センサー「SCD30」の記事を以前に書きました。 このセンサー、I2Cインターフェースで電源も3.3V~5.5Vまで対応していて使いやすいのですが、値段がちとお高いのが難点でした。 そんな時に「MH-Z19」…

ベランダの温湿度計測時の時刻が、あの"1970/01/01"になることがあったので対策を講じた

最近引っ越ししたこともあってブログの更新が全然できていなかったので、ちょっと気になっていたことを書いてみます。 はい、みなさん一度は見たことがあるのではないでしょうか?あの、謎の日付”1970/01/01"が、ベランダに設置している温湿度計の計測日時と…

ThingSpeakのArduinoライブラリを使ったデータの送信方法

以前、BlynkのWebHookを使ってThingSpeakにデータを送る方法の記事を書きましたが、ThingSpeakにはArduinoライブラリが用意されているので、今回は素直にライブラリを使ってみたいと思います。 ハードウェア Machinistにデータを送る記事と同じものを使いま…

Machinistに時系列データを送るサンプルとして、ESP8266の間欠動作でBME280のデータを送れるようにした

突然ですが、『Machinist』、みなさん使ってますか? ホームページでは「メトリクス」という耳慣れないものの管理をするようなことが書かれていますが、IIJのプレスリリースでは「データ可視化・監視サービス」って誰にでもわかる言葉で書いてあるんですよ。…

高精度温湿度センサーSHT31が付属しているスゴイCO2センサーSCD30を見つけたのでESP8266のDeep Sleepで使えるようにした

前回はベランダの温湿度センサーをSHT31に変更してリニューアルした記事を書きました。 それから間を開けずにスゴイセンサーを千石電商で見つけてしましました。 このセンサー、高精度非分散型赤外線(NDIR)ベースのCO2センサーで左下の赤枠部分にSHT31が付随…

高精度温湿度センサーSHT31をESP8266のDeep Sleepでバッテリー運用してBlynkで可視化する

今までベランダの温度と湿度はWio NodeにBME280を付けて測っていたのですが、幾つか問題が出ていました。 バッテリー運用で電圧降下が徐々に起きずにいきなり切れる 今年の梅雨に夜になると湿度がずっと100%になっていた まず1ですが、Wio Nodeの開発元Seee…

タミヤのカムプログラムロボットは作るのが大変なので、秋月電子で売っているミニスマートロボットモバイルプラットフォームを試した

以前、次のような記事を書いたのですが、このロボット、対象年齢が10歳以上っと書いてある割には作るのが大変で時間がかかるんです。特にギアボックスがっ! それで、もっと簡単で安く動くものを作ることができないかなぁと思っていたんです。 そうしたら、…

温湿度計にOLEDを追加して、部屋置き用に光センサーも付けて暗いと消灯するようにした

ガイガーカウンターにOLED(有機ELディスプレイ)を付けたら思いの外良かったので、温湿度計にも付けてみました。OLEDって物凄く明るいので、常時部屋置きするためにCDSセル(光センサー)も付けて、周りが暗いとOLEDも消えるようにしました。 ハーフサイズ…

IoT化したTAMIYAのロボットに追っかけ機能を追加した

夏なのでホラー企画として、IoT化したTAMIYAのロボットに追っかけ機能を追加してみました。レーザー測距センサモジュールで捕捉した相手にずずずんっと迫って来ます! 真ん中のがレーザー測距モジュールです。 でも、レーザーは肉眼で見ても平気な出力のもの…

ガイガーカウンターにOLED(有機ELディスプレイ)を追加してスタンドアローンでも動くようにした

少し前に小型で安いOLEDグラフィックディスプレイを見つけて、色々と使ってみようと思っていたので、まずはガイガーカウンターから手を付けてみました。 モニタリング用ならディスプレイは要らないと思うのですが、計りたい場所に持って行ってる場合はやっぱ…

cm精度を実現できるRTK測位用に基準局(Base)から移動局(Rover)へシリアルデータを伝送する装置をESP8266で作ってみた

トランジスタ技術の2018年1月号にcm精度で位置を測位できるGPS(GNSS)を使ったRTK測位の記事が出ています。 たまたまこの記事と、基準局(Base)のデータを移動局(Rover)へ送る手段がネックになっているという事を知ったので、基準局で受信したGPS(GNSS)データ…

ESP8266で2桁の7セグメントLEDを7セグメントドライバ(74HC4511)を使って制御してみた

いきなりですが、今回作ってみたのはこれです↓。 下の青いボリュームの出力をESP8266のアナログ入力に繋いで、ボリュームを回して2桁の7セグメントLEDで00~99まで表示できるようにしてみました。 使った7セグメントLEDは秋月電子で税込み90円で売っているも…

ESP8266とDRV8835とBlynkを使ってTAMIYAのカムプログラムロボットをIoT化した

ある日、秋月電子さんの通販サイトを見ていたら、面白そうなデザインのTAMIYAの工作セットが幾つか登録されいるのを見つけました。 カムプログラムロボット工作セット レスキュークローラー工作セット(3chリモコン) 2チャンネルリモコン ブルドーザー…

aitendoで売っているボッシュの温湿度・気圧センサBME280と温度・気圧センサBMP280を使ってみる

秋葉原のパーツ屋さんと言えば、秋月電子さんや千石電商さん、マルツさんが有名だと思います。 でも、他にもあったんです。ディープな(中華系の)お店が。 ぼくが知らなかっただけで、結構前からあったのがaitendoさんです。上の3店は近くにあるのですが、…

バッテリーが切れそうになったら通知するようにベランダのWiFi温湿度計を改良した

前回の改良で、バッテリーをダイソーの300円モバイルバッテリー(2000mAh)に変えて長時間駆動化を計りましたが、ベランダの温湿度計はBlynkに加えてthinger.ioにもデータを上げていることもあってか、思っていたよりも早くバッテリーが切れて1日ぐらい放置さ…

乙女ゲーキャラで温度や湿度を囁いてくれるWiFi温湿度計(ESP8266 + Blynk)のGoogle Assistantアプリを作ってみた

AmazonはAIアシスタントにAlexaという名前を与えて、Alexaを調教するに教える(スキルを追加)ことでAlexaができることを拡張するアプローチを取っていて、ぼくは分かりやすいし親しみやすいと思っていますが、Googleは全然違うアプローチを取っています。 G…

ツンデレキャラでWiFi温湿度計(ESP8266 + Blynk)の値を教えてくれるAlexaスキルを作ってみた

AlexaやGoogle Asistantに指示を出して機器をコントロールすることは行いましたので、今度は機器から情報を受け取って音声アシスタントから教えてもらうことに挑戦しました。 始めにIFTTTや何か簡単に行えるサービスが無いか調べて見たのですが、意外なこと…

ベランダの温湿度センサーをDHT11から気圧も計れるBME280に変更した

部屋のセンサーはDHT11からDHT12にアップグレードしていましたが、ベランダのセンサーはDHT11のままでした。 このところ急に寒くなって、気温が零度を下回ることもありえる状況になってきましたが、DHT11では零度以下は計測できないんです。 部屋と同じDHT12…

400V昇圧回路を自作してガイガーカウンターを1電源で動くように改良した

「昔作ったガイガーカウンターをESP8266とBlynkでIoT化する」でIoT化できたのですが、ガイガーミュラー管を動作させるための400V昇圧回路に写ルンです改造基板を使っていたことから、電源が2つ必要になっていました。 何とかできないものかとずっと思ってい…

<日本で入手できる部品で>ESP8266とモータードライバを使ってBlynkで操作するキャタピラ車を作ってみた

前回の記事では、WeMos D1 miniとMotor Shieldを使ってキャタピラ車のモーターを制御してみました。Motor ShieldはI2Cインターフェース対応で制御用にピンを2つしか消費しないエコな作りになっている上に、用意されているライブラリを使って非常に簡単にモー…

ESP8266とモータードライバを使ってBlynkで操作するカメラ付きキャタピラ車を作ってみた

2020年4月2日更新 ラズパイを使ってパン・チルトもできるラズパイタンクを作りました! 今までESP8266をセンサーとしか組み合わせたことがなかったので、アクチュエーターとして一般的なモーターを使ってリモコンカーを作ってみることにしました。 カメラ付…

WiFi温度・湿度計をDHT11からDHT12にアップグレードした

温度・湿度センサーのDHT11はトランジスタ型のセンサーに比べれば若干高いのですが、校正要らずのデジタルセンサーでArduinoで簡単に扱えるライブラリーが提供されていることから人気のセンサーとなっているようです。 ぼくもこれまでのブログで何回か扱って…

昔作ったガイガーカウンターをESP8266とBlynkでIoT化する

4年前たまたま書店で見つけた「よくわかる最新線量計の基本と作り方」という本に、ガイガーカウンターの自作方法が解説されていたので当時作ってみました。 自作筆箱版ガイガーカウンター ソビエト製のSBM-20というガイガーミュラー管を使っていて、カッコイ…

ESP8266とDHT11とBlynkでスマホとWebにリアルタイムで温度と湿度を表示する

デザインフェスタでスマートミラーの展示だけで何も売り物がないのも寂しかったので、講座用に入手していたESP8266ボードとDHT11シールドを使ってなるべく一般向けの売り物を作ってみることにしました。 部屋の壁に設置したWiFi温度・湿度計 Blynk BlynkはiO…

ESP8266(ESP-WROOM-02)で動作ログを後で確認できるようにする

Raspberry PiでIoT機器を作るときは、動作中に何が起こっているかを後で知るために普通に動作ログをファイルに残すようにすると思います。 今回はESP8266でも動作ログを後で確認できるようにするプログラムにチャレンジしてみます。 ログを表示する方法 ESP8…

WIO NODEとDHT11とバッテリーでNTPとDeep Sleepを駆使しMilkcocoaを経由して外の温度と湿度をWebページに表示する

前回、Wioアプリを使って行おうとした、ベランダの温度と湿度をWebページに表示する記事のリベンジをします。 Wioアプリではバッテリーが持たないことがわかっているので、今回は素直にプログラミングで行きます。 温度・湿度センサーのDHT11はIFTTT経由でTw…

ESP8266(ESP-WROOM-02)とDHT11でIFTTT経由で温度と湿度をツイートする

ESP8266でWebリクエストを送るサンプルとして、安価な温度・湿度センサのDHT11を使ってIFTTT経由で温度と湿度をツイートするスケッチを作ってみました。 DHT11はGrooveコネクタで接続するだけのお手軽品を調達しました。 これならWio Nodeだとブレッドボード…

ESP8266(ESP-WROOM-02)でNTPを使って定期的にヒープサイズを出力する

WIO NODEの謎のリセット問題を調べるために作ったスケッチを公開します。 このスケッチを動かすためには、ESP8266のライブラリの他にNTPClientとTimeライブラリをインストールする必要があります。 Arduino IDEのスケッチメニューから[ライブラリをインクル…

WIO NODEで謎のリセットが繰り返される。USB電源には注意!

秋葉原の秋月電子の店頭で何気なくWIO NODEを見かけて、その場でスマホを取り出し仕様をチェックしたときには「これで、Raspberry Piよりずっと安くコンパクトにIoT機器が作れる!」っと喜び勇んでいました。 しかし、Arduino IDEでプログラミングして機器に…