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M5StickC Plusはバッテリー不良に注意!購入したら必ずFactory Testを実行しよう!

M5StickCで満足していたので画面が大きくなったM5StickC Plusを買っていなかったのですが、このところM5StickCが入手しずらい状態になっていたため、やっとM5StickC Plusを入手しました。

 

M5StickCとM5StickC Plusの両方に対応させたプログラムの動作確認を早くやりたかったので、PCに繋いだ時に動いたFactory Testのエラー「ERROR 22」をとりあえず無視して動作確認をしていました。

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動作確認が終わって、M5StickC PlusをPCから外したらM5StickC Plusの画面が消えてしまったんです。

ん?!「ERROR 22」の対処は電源に20分以上繋ぐと書かれていて、ゆうに1時間以上経過していたのにバッテリーが充電されていない?

M5StickC Plusのライブリラリに付属しているスケッチ例からFactory Testを選んで書き込むと、やっぱり「ERROR 22」が表示されました。

バッテリーが死んでいる!

 

エラーを表示している箇所のソースコードを見てみたら、バッテリーの電圧が3.2V未満のときに「ERROR 22」を表示するようになっていました。

bool checkAXP192()
{
    float VBat = M5.Axp.GetBatVoltage();

    while( VBat < 3.2 )
    {
        VBat = M5.Axp.GetBatVoltage();
        ErrorDialog(0x22,"Bat Vol error");
    }

    return true;
}

 

本来なら初期不良で交換対応してもらうのが真っ当ですが、安い機器のレシートや箱は買ったら直ぐに捨ててしまうことや、同じ目に合っている人が海外含めて多そうな感じだったので、バッテリーを交換してみることにしました。

 

交換用に購入したバッテリー

・リチウムイオンポリマー電池 3.7V 110mAh ー 千石電商

 https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-53KN

 

交換後と元のバッテリーの写真

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まず、元の120mAhのバッテリーは膨らんでいなく、見た目は問題が無さそうでした。プラス用の赤線が2本出ているのは、HAT用のBAT端子にバッテリーから繋いでいたためです。交換後は面倒なのでBAT端子には繋げていません。

 

また、写真をよく見るとわかりますが、交換前の120mAhのバッテリーの方が交換後の110mAhのバッテリーよりも小さいんです。そのため、そのままではキツくて基盤の間に入らず、ラジオペンチで多少潰して無理矢理取り付けました。(要注意!)

 

あと、M5StickC Plusは裏蓋にブザーが貼り付けてあって、ものすごく細いエナメル線で基盤に繋がっています。知らずに普通に裏蓋を開けたら、簡単に切れてしまいました。(要注意!)

 

バッテリーを交換したら「ERROR 22」は出なくなり、音が鳴らないM5StickC Plusとして健気に動いています。