ぼくが1番良く使っているエッジデバイスは、シンガポールWeMos Electronics社の(LOLIN)WeMos D1 miniです。
WeMos D1 miniは上海Espressif Systems社のESP8266を使用したボードで、日本だとESP-WROOM-02というモジュールが知られていると思います。
WeMos D1 miniの利点を列挙すると
- 安い!(AliExpressでUS $3.50)
- Arduinoでプログラミングができる
- WiFiが付いている(2.4GHzのみ)
- 80MHz(160MHz)と処理能力が高い
- 命令RAM64KB、データRAM96KB、プログラムサイズ1MBとメモリを気にする必要がない。
- ボードサイズが小さい
しかし、ホームページで回路図を公開しているせいか、AliExpressでWeMos D1 miniを検索するとWeMos Electoronics製でないものが星の数ほど出てきます。
大抵WeMos Electoronicsのオフィシャルストアに比べて100円から150円ほど安く、送料が無料だったりするものもあってぼくも結構買っていました。
でも、先日aitendoで購入したボード4枚の内3枚でESP.getVcc()の値が半分程度に低くなる現象があったんです。
よくよく調べてみると、下の写真の赤枠部分の抵抗が両方とも『103』(10kΩ)になってたんです!
この二つの抵抗はアナログ入力端子(A0)の分圧用で、ボード電圧の3.3Vを入力してもADCには1Vが入力されるようにするためのものです。
回路図ではこのようになっています。
ESP.getVcc()はESP8266の電源電圧を出力する命令ですが、ADCとGNDの間に付いているR2(100kΩ)の抵抗に出力値が影響を受けてしまいます。ニッケル水素電池3本を直列に繋ぐと1.2V x 3で3.6Vですが、R2が10kΩだとESP.getVcc()の出力は1.7ぐらいになります...。
あと、まれにボードのmicro USBコネクタの接触が悪くて、ケーブルを抑えながらプログラムを書き込むなんてこともありました。
aitendoでオフィシャル品を販売してくれればいいのですが、今は時間に余裕があればAliExpressのオフィシャルストアから購入するのが安いし良さそうです。
おしまい