以前、ぼくのブログでガイガーミュラー管の購入方法を紹介したのですが、その方法では次々に購入できない状況になってしまっています。ガイガーカウンターに興味を持って講座をご覧になられた方に申し訳ないと思っていて、改めて使える購入経路を探してみました。
今回試したのは eBay 経由でブルガリアの販売者から購入する という方法です。
そして購入後に「あ、これ思ってたのと違う管だ」と気づくという、ちょっと間抜けな顛末もあわせてご報告します...。
購入したのはどこから?
今回購入したのは、ブルガリア・ソフィアにある LZ Electronics(eBay:orpheus2005)です。2005年からeBayに出店しているベテランの販売者で、9万5千件以上の販売実績があります。フィードバック評価も 99.9% ポジティブ とかなり信頼できるお店です。
商品名は 「1 x STS-5 TESTED Geiger Muller Tube Counter Detector Dosimeter SBM-20 SI22G」。価格は 1本US $22.99(約3,500円)、送料はUS $7.99ですが、今回は2本買ったので価格はUS $45.98、送料はUS $9.08でした。まとめ買いすると送料でお得感がでます。
注文から到着まで
追跡情報(日本郵便)で確認できた配送の流れはこちらです。
| 日時 | 状況 | 場所 |
|---|---|---|
| 2026/02/26 12:46 | 引受 | ブルガリア |
| 2026/02/27 03:30 | 国際交換局に到着 | SOFIA LC/AO(ブルガリア) |
| 2026/03/01 03:06 | 国際交換局から発送 | SOFIA LC/AO(ブルガリア) |
| 2026/03/04 14:26 | 国際交換局に到着 | 川崎東郵便局(神奈川県) |
| 2026/03/05 09:00 | 通関手続中 | 川崎東郵便局 |
| 2026/03/06 01:00 | 国際交換局から発送 | 川崎東郵便局 |
| 2026/03/09 11:17 | お届け済み | 上野郵便局(東京都) |
引受から配達完了まで、ちょうど 11日間 でした。ブルガリアから日本まで、国際郵便としてはかなり早い方だと思います。配送方法は 国際eパケットライト(PRIORITAIRE) で、追跡番号 LA 000 790 255 BG で日本郵便のサイトからも追跡できました。
梱包はしっかりしていました
届いた封筒は中にプチプチが貼ってあるタイプで、段ボール箱が中に入っており、さらに プチプチ(気泡緩衝材)でしっかり包まれた状態 で管が入っていました。両端はスポンジで固定されていて、輸送中にへこんだりする心配はなさそうです。薄い管にガスが密封されている商品だけあって、梱包には気を使ってくれていると感じました。

届いた管を並べてみたら、あれ?
今回届いた管と、以前購入した管を並べて撮影してみました。
- 上(金色):以前購入したもの
- 下(白っぽい金色):今回購入した STS-5
並べてみると、今回の管は以前のものより少し大きい ことがわかります。全長はおよそ 110mm で、以前のものより少し長いですね。色も今回の方は白っぽいんです。
正直なことを言うと、ぼくはこれまで SBM-20 と STS-5 は同じ管だと思い込んでいました。ところが届いた管を眺めていて「あれ、形が違うな?」となり、調べてみてはじめて別物だと知りました...。
SBM-20 と STS-5 は何が違うの?
調べてわかったことをまとめると、こんな感じになります。
| 項目 | СТС-5(STS-5) | СБМ-20(SBM-20) |
|---|---|---|
| 製造時期 | 主に1960〜70年代 | 主に1970〜90年代 |
| 外装の色 | 白っぽい金色 | 金色(真鍮色) |
| 全長 | 約110mm | 約105mm |
| 動作電圧 | 400V | 400V |
| リブ(外周の突起)の数 | 3本 | 5本 |
SBM-20 は1970年代以降に作られた、STS-5 の後継にあたるモデルです。パラメータの違いはわずかで、両者は実用上ほぼ互換品として扱えます。
つまり「ほぼ同じ」という認識は実用上はそれほど間違いではなかったのですが、厳密には STS-5 の方が古いモデル で、外観も微妙に異なっていたわけです。
見分け方としては、外周のリブ(突起)の数 が一番わかりやすいと思います。写真でも確認できますね。
ちなみに感度はほぼ同じ
13種類の放射線源を使って両者を比較した実験によると、STS-5 の方がわずかに高い CPM (1分間のカウント数)を示し、差は数〜15%程度らしです。
購入するならどっち
STS-5 は SBM-20 より古い製品なので、気密シールの経年劣化により不良になる確率がやや高い可能性があるので、コレクター的な興味がない限りは SBM-20 を購入した方がいいと思います。
上のように最初は書いていたのですが、どちらもかなり古いものなので、製造時期よりも長期間の保管状態のほうが重要ではないかと考えるようになりました。
今回の出品者の製品は「軍の国家備蓄倉庫に保管されていた未使用の古い在庫品」と記載されており、保管状態は良さそうです。また、テスト済みであることも明記されているため、古さについてはそれほど気にしなくてもよいのではないかと思いました。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売者 | LZ Electronics(ブルガリア、eBay: orpheus2005) |
| 商品 | СТС-5(STS-5)ガイガーミュラー管 |
| 価格 (2本) | US $45.98 + 送料 US $9.08 |
| 配送方法 | 国際eパケットライト(PRIORITAIRE) |
| 到着日数 | 11日間(ブルガリア→東京) |
| 梱包 | プチプチ+スポンジで丁寧 |
| 販売者評価 | 99.9% ポジティブ、95K件以上の販売実績 |
やっぱり、商品タイトルに違う名前が書いてある場合はよく調べないとダメですね。 まぁ、今のガイガーカウンターの設計でも、少し取り付け位置を変えるだけで使えるので実害はないのですが...。 ただ、ぼく自身がきちんと把握できていなかったのは少し反省しています。
ちなみに、この販売者さんは GSTube さん同様に古い真空管をたくさん取り扱っていました。 ニキシー管を使ったシュタゲライクな時計を作る誘惑にかられてしまいます...。
最後に宣伝です。ガイガーカウンターの講座はこちらで実施しておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。:https://www.street-academy.com/myclass/30998