最近はM5シリーズのESP32ばかり使っていてESP8266はご無沙汰していたのですが、Big Sur対応がどうなっているのか気になって、これまで通りArduinoのボードマネージャーでインストールしてプログラムを書き込もうとしたら、やっぱりESP32と同様にプログラムが書き込めませんでした。
と、言うことで、また、本家に当たってみる事にしました。
Issues(問題)タブで"Big Sur"を検索したら、次のスレッドを見つけました。
このスレッドに”最新のgitバージョンで試してみて”と書いてあったので、ボードマネージャーではなくgitバージョンのESP8266 Arduino Coreをインストールしてみる事にしました。
gitバージョンのESP8266 Arduino Coreのインストール方法
インストール方法はここに書いてありました。
- まず、ボードマネージャーでESP8266 Arduino Coreをインストールしていたら、事前に削除します。
- Arduinoが起動していたら終了させます。
- Python 3.xが必要になります。ターミナルでバージョンを表示するコマンドを実行してみてください。
python3 -V
python3がインストールされていないと次のダイアログが表示されるので、インストールしてください。
- ターミナルで次の一連のコマンドを実行します。
cd ~/Documents/Arduino mkdir hardware cd hardware mkdir esp8266com cd esp8266com git clone https://github.com/esp8266/Arduino.git esp8266
- これでGitHubのプログラムがコピーされて、次のディレクトリ構造が作られます。
Arduino | --- hardware | --- esp8266com | --- esp8266 | --- bootloaders --- cores --- doc --- libraries --- package --- tests --- tools --- variants --- platform.txt --- programmers.txt --- README.md --- boards.txt --- LICENSE
- 次にサブモジュールを初期化するためのコマンドを実行します。
cd esp8266 git submodule update --init
- 最後にバイナリツールをダウンロードします。
cd tools python3 get.py
Arduinoを起動してツールメニューのボードを選択すると、gitバージョンのESP8266ボードが選べるようになります。
おわり