知的好奇心 for IoT

IoT関連の知的好奇心を探求するブログです

ESP32で使えるOV3660とOV2640の画質の比較と初期化パラメーター

ストアカで「LINEに通知できる防犯カメラを作ろう!」という講座をやっているのですが、時々撮った写真が緑被りすることがあったのです。 緑被り対策としてイメージセンサーの初期化の後にディレイを入れていたのですが、ディレイを長くすると写真を撮るタイ…

カメラとmicroSDカードスロット付きのESP32でタイムラプス動画用の写真を撮ろう!

最近2,000円代でカメラとmicroSDカードスロット付きのマイコンが出てきたので、何か良い使い道がないかと考えていました。 2023年5月25日発売のSeeed Studio XIAO ESP32S3 Sense スイッチサイエンスで¥2,728円 2024年2月5日発売のM5Stack UNIT CAMS3 スイッ…

XIAO ESP32S3がWiFiに繋がらなかったので調べてみたら、ハードの問題である可能性が高いことがわかった

2023年の6月に極小マイコンボードのXIAOシリーズに、カメラモジュール搭載のアドオンボードが付属している「Seeed Studio XIAO ESP32S3 Sense」が加わっていたので、遅ればせながら買って使おうとしたら、なんとどうしたことかWiFiに全然繋がらなかったんで…

サーボモーターとESP32の話

最近、ホビー向けのサーボモーターで一番有名だと思われるTowerProのSG-90がどこも在庫切れで入手困難な状況となっているみたいなんです。 そこで、SG-90の代替えとなるサーボモーターを秋月電子で探してみました。 FEETECHというメーカーのFS90とFT90BがSG-…

Node-REDなら、簡単にMQTTのデータでIFTTTに対応したスマートプラグを制御できます

Node-REDを使って、いままで他の手段で行っていたものを簡単にしてしまう記事の第2弾です。 今回は、MQTTでサブスクライブした値によってIFTTTに対応しているスマートプラグのON/OFFを制御するフローで、「CO2の濃度が高くなると換気扇を動かす」ような使い…

Node-REDを使うと、簡単にMQTTのデータをウェブアプリ化したGoogleスプレッドシートに送れます

過去の記事でGoogleスプレッドシートをウェブアプリ化してネット経由でデータを書き込めるようにしました。 しかし、REST APIでデータを受け付ける作りになっているため、MQTTのデータを記録するためには間にプログラムを噛ませる必要がありました。 噛ませ…

(レガシー)Blynkユーザー救済企画!WindowsでBlynkローカルサーバーを動かそう!

とうとう(レガシー)Blynkのクラウドサーバーが、今月末(2022年12月)で運用停止になります。 しかし、フォーク版のBlynkのサーバーがGitHubからダウンロードできるので、自分でBlynkサーバーを動かしてしまえば使い続けることができます。 Blynkサーバー…

「植物の自動水やり機」に使うIoT OnOffの代わりにGitHubで見つけたMYHELLOIOTを使う方法

「M5StackではじめるIoT電子工作」の作例として載っている「植物の自動水やり機」はIoT OnOffというスマホアプリを使っています。 しかし、最近App StoreからIoT OnOffが消えてしまいました。 Goolge Playではこの手のアプリがたくさん見つかりますが、App S…

最終的にベランダのIoT温湿度計は、MQTTで温度・湿度・気圧・電池の電圧を送るBME280を付けた電池駆動のESP8266になった

以前に書いた次の記事で、勝者となったESP8266でベランダのIoT温湿度計を運用することにしました。 テストの時は温湿度センサーにDHT20を使っていましたが、部屋に気圧も計れるBME280が沢山あったので気圧は必要ないと思いながらセンサーを変更しました。 ま…

こっちが本命?ネットに繋がる極小マイコンボードXIAO ESP32C3に外部アンテナが付属していたので電波強度を比較してみた

このご時世に1,000円以下で買える極小WiFiマイコンボード「XIAO ESP32C3」を入手したら、本体より大きな外部アンテナが付属していました。 本体の小ささを台無しにするこのアンテナ! 付けて無くてもWiFiに繋がるものなのか知りたくなったら、何故か他のマイ…

Googleスプレッドシートをウェブアプリ化してシートにネット経由でデータを書き込めるようにしたので、MQTTでパブリッシュしているデータをシートに蓄積するためのデータ転送プログラムも作った。その2

今回の記事は以前の記事の続編という位置付けですが、Googleスプレッドシートに限らずPOSTでJSONデータを受け取れるサーバー(例えばUbidotsなど)であれば同じように扱えます。 環境 今回のプログラムはPythonで書かれています。 次の環境で動作確認を行な…

M5Stack Basic V2.6にM5GO/FIREバッテリーボトムを付けるとM5.begin()でSDカードをfalseにしないとSDカードのファイルオープンに失敗する。

今回確認した現象は、タイトル通りM5Stack Basic(無印)では起きないのにM5Stack Basic V2.6だと起きる障害です。 障害は次の写真の組み合わせで発生します。 M5Stack Basic V2.6 M5GO/FIRE バッテリーボトム 障害内容 M5Stack BasicをArduinoで使っている…

Googleスプレッドシートをウェブアプリ化してシートにネット経由でデータを書き込めるようにしたので、MQTTでパブリッシュしているデータをシートに蓄積するためのデータ転送プログラムも作った。その1

みなさん、マイコンの計測データをどのように記録していますか? 企業であれば、様々なデータをデータベースに記録して色々と活用できるようにするのが一般的だと思いますが、個人であればもっと手軽にデータを扱いたいと思う人は多いと思います。 Ubidotsや…

ESP32とESP8266でディープスリープを使って1時間毎にDHT20のデータをクラウドに送る持続テストのハードウェアとプログラム

今回は、前回の記事のハードウェアとプログラムについて書きたいと思います。 ああ 使ったもの(ハードウェア) ESP32(M5Stamp Pico)+DHT20 M5Stamp Pico Mate 温湿度センサモジュール DHT20 XCL103使用3.3V出力昇圧DCDCコンバーターキット ミニブレッドボー…

やっぱりベランダのマイコンは電池で動かしたい!ESP32とESP8266でディープスリープを使って1時間毎にDHT20のデータをクラウドに送る持続テストを実施中!

ベランダで使っていた以下の構成のIoT温湿度計のバッテリーの持ちがすごく悪くて、だいたい2週間毎にバッテーリーを取り外して充電することが続いていたのでうんざりしていました。 ATOM Lite M5Stack用温湿度気圧センサユニット Ver.3(ENV Ⅲ) 中古モバイ…

M5Stamp Pico Mateは変わらずに安くて小さい!ESP32の最適解!ただし、プログラムの書き込み方が解っていればの話です。

M5Stack Basicが6,000円を超え、M5StickC Plusが元々のM5Stack Basicの値段となっている異常事態の中で、M5Stamp Pico MateはリーズナブルなままでESP32を手軽に使うポテンシャルを持っていると思います。 ただ、プログラムの書き込みに必要なUSBシリアル変…

MontereyでESP32ボードをArduinoでコンパイルしたら「exec: "python": executable file not found in $PATH」が出たときの対処法

※2022年10月28日追記 MontereyをVenturaにアップデートしたら「コマンドライン・デベロッパーツール」が動かなくなりました。 次のコマンドを実行して、再度「コマンドライン・デベロッパーツール」をインストールすることで問題が解消しました。 xcode-sele…

M5StackのBALA-CミニセルフバランスカーをMQTTで操作できるようにサンプルコードを改造する方法

1年ぐらい前に次のような記事を書いたのですが、Blynkで新規アカウント登録ができなくなってしまったため、BalaCもMQTTで動かせるようにしてみました。 と、いっても、このBalaCも製造停止になってしまい、在庫でしか入手できなくなっているんですけどね。 …

M5StickC Plusはバッテリー不良に注意!購入したら必ずFactory Testを実行しよう!

M5StickCで満足していたので画面が大きくなったM5StickC Plusを買っていなかったのですが、このところM5StickCが入手しずらい状態になっていたため、やっとM5StickC Plusを入手しました。 M5StickCとM5StickC Plusの両方に対応させたプログラムの動作確認を…

一周回ってMQTTに回帰。パブリックMQTTブローカーやスマホアプリもいろいろあって、なんとか使えそうな感触。

Blynkの代わりをいろいろと探していたのですが全然見つからず、一周回ってMQTTの現状を調べてみたら、パブリックMQTTブローカやスマホアプリもいろいろあることがわかって、MQTTに回帰することにしました。 「IoT OnOff」というアプリで温度・湿度・気圧を表…

【悲報】Blynkアプリで新規アカウント作成ができなくなりました。新しいBlynkは企業向けに衣替えされた別物で、サブスクリプション型のサービスになっています。

※2022年7月4日追記 ログアウトした画面の一番下にある「What happened with old Blynk?」をクリックすると、今後のスケジュールが書かれたページが表示されます。 今の時点で、App StoreとGoogle Playからアプリが削除されているようです。 また、9月30日で…

M5Stack Basicが異常に高くなってしまったので、まだ発売時の価格で売っているWio Terminalを買ってM5Stack Basicと比べてみた

みなさんもお気付きのことだと思いますが、最近一部のマイコン製品の価格が高騰しています。 特にM5Stack Basicは値上がりが酷く、1年半くらい前までは3,575円だったのが今は5,203円になっています。 一方、Wio Terminalは秋月電子通商では発売時の価格を維…

SSLClientは証明書情報を自動で作るサイトが用意されていて、ESP32で標準のWiFiClintSecureよりサイズも小さくEthernetでも使えるのでとっても便利!

電波状況の良くない場所からデータを送信する必要があったため、M5Stack BasicにLANモジュールを付けて有線でデータを送信することにしたんです。 データの送信先サイトがhttpsアクセスだったので、セキュアクライアントを使うプログラミングをしようと思っ…

ATOM Socket KitとBlynkで洗濯機や乾燥機の動作状況が見れて終了を通知してくれるシステムがお手軽に作れるようになった

シェアハウスに住んでいるぼくにとって、洗濯物放置問題の解決はライフワークみたいになっていて、これまでいくつかシステムを作って来ました。 しかし、どれも一般の人が作るにはハードルが高い部分が存在していて、もっと簡単に作ることができないかずっと…

micro:bit用のバギー :MOVE miniをmicro:bitの加速度センサーでリモコン操作するプログラムを公開します

みなさん、micro:bitを使ったことがありますか? MicrosoftのMakeCodeというクラウド上の開発環境でプログラミングができるんですよ。 上のリンクの説明では「ブロック」と「JavaScript」だけしか書かれていませんが、少し前に「Python」にも対応して、「ブ…

BlynkはAndroidアプリプレーヤー(エミュレーター)でWindowsやMac(M1はダメ)でも快適に使える

最近はZoomを使って講座を行うことが多くなったので、Blynkの画面をZoomで共有できればと思っていたんです。でも、Blynkの画面を見せるときだけスマホに切り替えるのも大変だし、1対1のミーティングでも3人扱いになって無料では40分以上繋げなくなってし…

ESP8266やESP32でDeep SleepをWiFiの電波が混んでいる場所で使うときは、接続や送信でタイムアウト処理を行いDeep Sleepを実行する前にWiFiの接続を切る必要がある

市川市の川沿いの住宅街から、神田のビル群や上野のオフィス・住宅密集地に引っ越して、長らくベランダで動かしていた温湿度計のバッテリーが想定より極端に短い時間しか持たない現象に悩まされていましたが、その対処方法がやっとわかりました。 原因の特定…

Arduino core for the ESP32 1.0.5でWiFiClinetSecureの使い方が変更されて、HTTPS(TLS)接続前に証明書の検証方法の明示が必要になっていた

Arduino core for the ESP32 1.0.4までは、HTTPS(TLS)接続は単に次のコードを実行すれば繋ぐことができました。 WiFiClientSecure client; client.connect("www.howsmyssl.com", 443); しかし、Arduno core for the ESP32 1.0.5では、上記の接続コード実行前…

ベランダの温湿度・気圧計をM5Atom Lite+ENV II(SHT30|BMP280)に更新した

これまでESP8266ベースでBME280やSHT31などのセンサーを使ってベランダの気温や湿度をBlynkとThing Speakでモニタリングしていましたが、高コスパなESP32ベースのM5Atom Lite+ENV II(SHT30|BMP280)に更新しました。 最近は寒いせいかモバイルバッテリーのヘ…

いつの間にかMacでドライバのインストールが不要になってWindowsの方が面倒になっていた件

※2022年10月28日追記 macOS 13.0 Venturaで、ドライバのインストールをしなくてもCH9102Fが使えるようになっていました! ただ、「Upload Speed」を「460800」にする必要があります。 ※2022年6月12日追記 M5Stack Basic V2.6などに使われているCH9102Fは、Ma…